2013年1月17日木曜日

postfix 設定 その0 MTAソフトウェアのいくつか比較。

今回、メール配送システム(MTA【Mail Transfer Agent】)としてPostfixを利用し設定を進めていますが、MTAにはほかにもいくつかのソフトウェアがあります。

最も有名なのはSendmailだと思いますが、その他にもqmail、courier、Eximと複数のMTAがあります。
MTAを導入するにあたりそれぞれの違いはなんなのか、簡単に調べてまとめてみました。


Sendmail:
  • ユーザ(コミュニュティ)が多い
  • 柔軟な配送設定が可能
  • 複雑な設定が出来る分、設定の仕方が複雑(最近はわりと簡易化されている?)
  • mbox形式(1ユーザ1ファイル形式)
  • 古くからあるため、流通量の多さ、クラッキング技術、spamなど開発当時にはなかった問題が発生している。(柔軟な設定が出来る分、セキュリティホールも多く発見されている)
  • 上記の問題自体は改良で対応されてはいるが、ソースが肥大化しているため、パフォーマンスが後発のものに比べ落ちる事がある
qmail:
  • 設定ファイルが細かく分かれているため、それぞれの設定はシンプル
  • プロセスが複数に分割されており、セキュリティが強い(セキュリティホールの報告が少ない)
  • セキュリティホールを見つけると$500貰えるらしい
  • Maildir形式(1メール1ファイル形式)が有名(mbox形式も可能)
  • 他MTAと設定方法、操作性が大きく違うため、利用に敷居が高め
  • 原作者の開発が事実上終了しており、非公式のパッチに頼る事が多い
Postfix:
  • Sendmailと互換性を保ちながら運用管理の簡易化やパフォーマンス、セキュリティの強化を考慮して開発されている
  • mbox形式とMaildir形式が両方可能
  • 最近のLinuxディストリビューションでは標準のMTAになっている事も多い
courier:
  • IMAP機能も持っている
  • 設定が特殊でとっつき難いらしい
  • ユーザ少な目なため、情報、実績ともに少ない
Exim:
  • 設定は割と単純なため導入がしやすい
  • セキュリティはそれほど強くないらしい(過去にroot権限を奪われる可能性があるセキュリティホールが報告されている)

まとめ
一言でまとめてみると、歴史と柔軟さでSendmail、セキュリティでqmail、設定のしやすさとセキュリティのバランスが優秀なPostfix、courierとEximは他に比べて情報が少な目なので導入が難しそう、といった具合でしょうか。
どれも一長一短はあると思いますので、導入自体は各人の相性に合うものを選択すると良いのではと思います。


本項目は下記ページを参考にさせて頂きました。


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